K内科消化器内科

新院長の就任に伴う既存診療所のイメージ一新の為の外装・内装の一部改修です。

課題は始めに玄関の分かりやすさ、外来の明るさ、そして不便解消希望から病棟階の改修まで計画しましたが、予算を改修規模別にシミュレーションし現在の改修範囲となりました。

新院長に提示した外観の改修計画で作った参考案は当初予算を超えるもの。しかしながら院長の思い入れは強く、イメージを一新するために決断、実施する事となりました。既存は１０年前に増築されたガルバリウム鋼板の外壁の棟とつながっています。メタリックな表情を持つ既存の増築部分の建物と外観の統一感を持たせボリュームを大きく見せるよう外壁改修部分はアルミのルーバーで覆った２重外皮にしました。アルミルーバーの見せる表情はルーバーの影の部分の奥深さもあり変化に富んでいます。

室内は窓を大きく拡張し、明るい色調の内装仕上げとし、さらに木製のルーバーや壁にワンポイントの木製タペストリーを設け軽やかな印象を持たせています。広がり感も十分取れたと思います。
また、外来待合は冬場往々にして寒いものです、原因を追究し色々な工夫で寒さを克服しました。

新しいイメージに変わったクリニックが新院長の優しい人柄と調和して地域の人たちへの医療分野での貢献度がますます高まっています。。