本庄うなぎ屋本庄店

佐賀を代表する名代のうなぎ屋さんが本拠地とする本庄店が道路拡張のため移転することによる新築工事。

店長の洒落過ぎず突飛過ぎないデザインであることという命題で計画が始まった。また、店舗内に車椅子でも入れるWCを設け、高齢者や障がい者にトイレだけでも寄って貰える建物にしたいという店長の強い意志に通常、医療や福祉建築を主に手がけていることが役に立った。当然店内はすべてバリアフリーとしている。

客室はすべて個室仕様とし客のプライバシーが保て、落ち着いた雰囲気で食事が出来る。
外観同様室内も現代的和風のデザインとしている。植栽は潅木類に統一し、苔をあしらったが、伝統的な和風を極力避けた庭造りとした。

店長のこだわりは設計や工事中、また完成後もお付き合いさせていただく中で本当に奥深い事をさりげなく、てらいなく実行するという生き方に具現化されていて、それに共感して出来た建物だった事に後日気付かされた。